投稿・寄稿記事
随想もろもろ
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| 干戈事去歳時遐 | 干戈[かんか] 事[こと]去[さ]って 歳時[さいじ]遐[はる]かなり |
| 日落丘園譟乱鴉 | 日[ひ]落[お]ちて 丘園[きゅうえん]に乱鴉[らんあ]噪[さわ]ぐ |
| 疑是戰場流血跡 | 疑[うたご]うらくは是[これ]戦場[せんじょう] 流血[りゅうけつ]の跡[あと]かと |
| 鮮紅點點佛桑華 | 鮮紅[せんこう] 点点[てんてん] 佛桑華[ぶっそうげ] |
四国松山にて開催された第四回全日本漢詩大会の扶桑名勝の部で、図らずも文部科学大臣賞を受けました。黄髪の姥には、身に余る光栄と存じます。「おめでとう」と聲をかけられると、嬉しいような、気恥しいような、くすぐったいような感じです。
漢詩との出会いは、当地の文化センターで、漢詩の講話でも受けてみようか、と軽い気分で出かけ、漢詩教室といえば、聴講することと思って入会したのが間違いだった。
「えっ作るんですか」「詩を作るところですか」と何回も尋ねたことを思い出す。ですから作詩の素養が全くないまま始め、26年間まあよくも続いたことと、いま自分を自分でほめています。心聲社服部承風師とご縁がありましたこと心より感謝いたしております。
沖縄平和記念公園を訪れ紺碧の海へとつづく摩文仁の丘に立ったとき、平和の礎[いしじ]に刻まれた名の多さに、沖縄の激戦が胸を突いた。当時小学6年生だったので、直接には緊迫感はないが、この戦を知る人はだんだん少なくなっていく。あの時あの夏も、このあたりにはハイビスカスの赤い花が咲いていたであろうと思を馳せた。いまあの公園を、名勝地と言っていいのだろうかと迷いながら応募しました。
またこの度の大会では作詩に吟と舞を加えて発表されました。自分の詩を耳と目で鑑賞することができて、作者として感じ得なかった意も加わって、より強く表現されていましたことは誠に嬉しい限りでした。改めて作詩道と吟道と詩舞道の三道一如の総合芸術であることを知り、漢詩の作者としての役割を強く感じました。
大会にご尽力いただきました関係の皆様と多数の吟士、多数の剣詩舞のかた方[がた]のお力により素晴らしいステージに出逢えたことを、心よりお礼申し上げます。


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