特別企画の記録集
講演会の記録
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次ぎは、明治31年、皇太子30歳。葉山の御用邸に韓国の皇太子を招かれて、梅見をされた時の詩。
| 不管春寒飛雪斜 | 管せず 春寒飛雪斜なるに |
| 喜君来訪暫停車 | 喜ぶ 君来訪して暫く車を停むるを |
| 葉山歓会興何尽 | 葉山の歓会 興何ぞ尽きん |
| 共賞園梅幾樹花 | 共に賞す 園梅幾樹の花 |
この詩は日韓併合の2年前、韓国皇太子は日本に留学しており、当時12歳。その後もずっと日本で教育を受け、梨本の宮の王女と結婚、陸軍中将まで上られた。
この作品を見ると、併合前夜で明治政府がお膳立てしたのか知らないが、純粋に韓国皇太子をお招きして喜ばれた心情がよく出ていて、政治の色合いなど感じさせない、良い詩だと思う。
次ぎは、菅茶山の有名な詩を取った詩である。
| 秋夜漫漫意自如 | 秋夜漫漫 意自如 |
| 西堂点滴雨声疎 | 西堂の点滴 雨声疎なり |
| 座中偏覚多涼気 | 座中偏えに覚ゆ 涼気多きを |
| 一穂燈光繙古書 | 一穂の燈光 古書を繙く |