特別企画の記録集
座談会・対談の記録
|
石川 辞典の次はやっぱり詩語辞典ですね。太刀掛呂山さんの「誰にもできる漢詩を作り方」にも、詩語はある程度入ってます。これもよく見ると和語も入っているので、本当は吟味して除かなければならないのですが……。まあ、完璧なものはありません。
窪寺 川田瑞穂「詩語集成」にしても、○と●がまちがっているところがあります。
石川 あと韻書。よく使われるのは「詩韻含英」です。これもいろいろあって、「韻府一隈」とかね。
浅岡 「韻府一隈」は良いですね。使用例が豊富です。「含英異同弁」は短い言葉はかなり入っているんですが、使用例が少ないです。
窪寺 含英より「韻府一隈」の方が多いです。
石川 「佩文韻府」は上級。上級に進んだらこれは絶対に必要です。
窪寺 ぼくは若い頃買ったんだが、字が小さくて、今となっては大きい字の版を買っておけばよかった。金子先生は木箱入りの大きいのを持ってらした。
石川 私も立派な木箱入りのを持っています。それから「詠物詩撰」がある。これも上級向きですけど、とても役に立ちます。これはテーマ別に、昔の人の詩がずらーっと並んでいる。例えば「菊を詠ず」というふうな詩が詠みたかったら、「菊」のところをみると、有名な詩がたくさん出ています。
窪寺 あと、「円機活法」、全部で5冊、これは韻だけです。「詩韻集成」はたしか神田神保町の東方書店か内山書店のどちらかで買ったと思います。でも常時あるとは限りません。
大地 大体、作詩関係の書物を扱っているのは、もう松雲堂ぐらいしかなくなりました。内山や東方は新しい本ですね。
窪寺 でも、ぼくは全唐詩は内山で買いました。25冊。そういう古いものも、結構でます。
大地 洋装本なら今でもありますよね。
浅岡 河井醉荻「詩語辞典」もあります。和語から漢語をひくもので、割と便利です。ただ見出し語が493語しかない。一定の基準を作って増やせば、和漢辞典ができそうです。
大地 初学者にも良いです。
中山 私も使いますが、やはり間違いもあるので、辞書を引く必要があります。
(つづく)