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11月20日付け東京新聞夕刊の連載記事「人、街に生きる」湯島聖堂①で、斯文会と石川忠久理事長が写真入りで紹介されている。
……『論語』がこの国に伝えられて千数百年。これほど毀誉褒貶のはなはだしい人物も珍しい。江戸時代までは『聖人』とあがめられた。だが、欧米列強に追いつこうとして『役に立つ学問』にしか関心を持たなかった明治日本は、『旧幣』の一言で切り捨てた。戦前は『忠孝』の教えが戦争推進に利用され、戦後はその反動で、批判の集中砲火を浴びた。再評価が目立ちだしたのは、ほんのここ10年ほどのことだ。
『時代が変ったなあと思いますね。私はうれしくて仕方がない』と感慨深げなのは、聖堂を管理する『財団法人詩文会』の理事長で、前二松学舎大学学長石川忠久さん(74)。わが国漢文学の泰斗である。『世の中の常識とされたものが次々に崩れていき、人間としてどう生きたらいいのか、という大本がわからなくなってしまったという反省が起きたのでしょうね』……