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11月3日午前11時から、平成21年度二松学舎大学漢詩コンクールの表彰式が、二松学舎大学九段校舎で行われた。大学生作詩部門、高校生の作詩部門と鑑賞部門の入賞者と家族関係者が集まり、表彰式、ひきつづき懇親会が賑やかに開かれた。
審査委員長の石川忠久・全漢詩連会長が「今や漢詩は日本のもの。日本人は漢詩を千年にわたってよく勉強してつづけてきた。本場の中国はやや本道をはずれかけているかに見えるが、日本人が漢詩を守り、発展させていくのだという強い気持ちをもって勉強し、作りつづけていきたい。自由自在につくることで、昔の人たちともつながることができる。そのためには一にも二にも勉強、自覚をもって、30年、50年計画をたてて進んでいってほしい」と、力強い励ましの挨拶があった。
今年のコンクールのトピックスは、常連である早川太基(二松学舎大学4年)、紘平(暁星国際高3年=作品は「同塵舎詩話⑮」に)兄弟が最優秀賞をダブル受賞したことだ。
| 百杯傾盡醉魂馨 | 百杯傾け尽くして酔魂馨[かんば]し |
| 樓上親朋眼愈青 | 楼上の親朋 眼愈[いよ]いよ青し |
| 半夜倚欄長嘯處 | 半夜欄に倚り 長嘯する処 |
| 西風吹動満点星 | 西風吹き動かす 満点の星 |
| 和氣蓬蓬巡酒巵 | 和気蓬々[ほうほう]として酒巵[しゅし]を巡る |
| 家中圍卓賀正時 | 家中卓を囲み 賀正の時 |
| 作詩揮筆少年志 | 詩を作り筆を揮う少年の志 |
| 風暖門前翻旭旗 | 風暖く 門前に旭旗翻[ひるが]える |
早川太基君が「4年連続受賞したことは、一生漢詩をやれ、といわれているような気がする。生きること、学ぶこと、作ること三位一体でやります」と、力強く挨拶した。
(優秀賞「客中看月」は窪寺貫道「同塵舎詩話⑮」を参照)


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