連盟の活動報告
各種イベントの報告・感想など
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この度、第16回日中友好詩書交流展蘇州展訪中旅行を無事終えました。
今回の蘇州展訪中団は、石川芳雲先生(日本書道学院長)を団長とし、山本千洞先生(墨千社主宰)並びに渡邉寒鴎先生(書真会会長)を幹部団とし、幹事七名をはじめ総勢25名により結成し、平成17年5月22日から28日までの7日間、上海-張家港-蘇州-鎮江-揚州-南京-上海と廻りました。
今回の蘇州展には、中国側より北京から中国書法家協会林岫副主席、張伝凱学術委員会主任、蔡祥麟外聯部主任その他の先生方、地元から江蘇省書法家協会尉天池主席、中共張家港市委員会庄中秋副書記その他の先生方など、党、人代、政府、文聯、書協等の指導的幹部多数のご出席を得て、会見式、開会式、中国側の午餐祝賀宴、日本側の歓迎晩餐宴、詩書談論会並びに展覧会の開催等々、成功且つ盛大に開催され、所期の目的を達成することが出来ました。
日本の文化、中国の文化の良いところを取り入れ、相互に補完完結しながら新しい時代の詩と書のあり方について一つの提案をしたように思えます。
今回の蘇州展には、日本側112点、中国側96点計208点の力作が、張家港博物館一階ホールに展示され、人民日報、地元の蘇州日報、張家港日報にも報道されました。
今回の開催地である張家港市は鑑真和上が6度目にして始めて東渡に成功した古黄泗浦があり、近年、鑑真和上が見直され鑑真東渡紀念館が設立されている街であり、古い町並みと新しい町並みが共存する未来都市でもあります。
今回の目玉は、第16回の日中友好詩書交流展にして初めて試みる詩書談論会の開催です。今回初めての試みに対して、中国側は熱心に受け止め、通訳の時間を含めて3時間余の時間の中で熱烈な談論会が行われました。
談論会は日中双方から詩及び書について各々2名の発表者により発表されました。誌面のスペースの関係で、中国側の発言を紹介します。
「従来墨客高詠に通じ、喜看今朝筆更に遵し」
「漢詩」は1980年代から勃興の勢いを見せ始め「伝統文化の復興現象」と称されるほどであった。1992年から、中国では2年おきに、詩詞コンクールが行われるようになり、16の国と地域から、計10万篇の漢詩の応募があった。
また1980年代に始まった漢俳は、中国現代漢詩圏の中の新しい花である。2005年4月に中国対外友好協会では、日本文学研究家劉徳有先生を会長とする「中国漢俳学会」を発足させた。
中日両国の書家たちの詩書交流は目下「漢詩」の中の絶句と律詩等に限られているが、将来的には俳書(日本の俳句書法や中国の漢俳書法)まで広めて言っても良いのではないかと思う。
「第一回首届中日詩書論壇上的発言」
このたびの中日書道展で調和美を最初に感じたのはこの調和のとれた美(和諧美)が書の美の基本であり、それがまた往々にして書道鑑賞の第一印象になりがちであるからだと思う。
日本の書家が中国の書法を参考にすることを重視しているだけでなく、中国の書家、特に中青年書法家は日本の書道の芸術的表現に対して大変関心を持っている。
例えば、“新古典主義”とか、“表現主義”と呼ばれている、小数字書法の強烈なイメージを感じさせる表現、仮名書の洗練さと象徴的で捉えどころのない変化の妙、文字を離脱した前衛書の黒白塊という造形の趣等々を自分の創作の考えと手法の参照にしている。
中日両国の書道創作の傾向と特色について、中国の書家の作品は伝統を受け継ぎながら新機軸を打ち出そうとし、個性を強調する自我の表現を目指す中で、筆墨の多彩さと充実で意味深長な内包を比較的重視しているのに対し、日本の書家の作品は筆遣いの力強さと芸術的情緒の強烈さ高揚さを比較的重視しているようである。


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