連盟の活動報告
文化祭・漢詩大会の報告
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平成20年11月7日、待望の国民文化祭文芸祭「漢詩」が茨城の地で幕を開けた。
会期は二日間で、「水戸学の地で風雅の会を」をテーマに掲げ、漢詩を味わい、交流の輪を広げることを開催の趣旨とした。全国からの応募数は625作品で、審査の結果、97作品が入賞・入選した。
初日は、水戸市内の史跡を巡っての「吟行会」が催され、約80名の騒人が集った。まず日本最大の藩校である「弘道館」で先人の遺墨・遺徳に触れ、次に日本三名園として知られる「偕楽園」へと場所を移動した。
一行は、柏梁体作成のため配布された短冊を片手に、熱心に歴史アドバイザーの説明に耳を傾けて、渾身の一句を捻り出していた。
秋の午後のひとときは瞬く間に過ぎ、千波湖に沈む夕陽とともに吟行会は終了した。
その夜は、交流会が開催された。漢詩大会の入賞者や審査員の先生方が一堂に会し和やかに始まった。
審査委員長をお願いした石川忠久先生が吟行会の際に作られた詩「偕楽園偶成」を披露された。
| 秋日共來尋 名園自竹林 |
| 四圍蒼樹暗 三徑碧苔深 |
| 幽室趣猶在 空庭塵不侵 |
| 憑欄一望處 湖上夕陽沈 |
石川先生がさらりと読み上げた会場は、清雅な気に満ち溢れ、更に全漢詩連常務理事の住田先生が吟じられて大いに盛り上がった。
そして更に、全漢詩連副会長の伊藤竹外先生が吟行会の数時間で作られたという七言絶句十首を発表したときには、会場に大きな歓声が湧き上がった。
再来年の国民文化祭漢詩大会の開催地である岡山県浅口市から市長をはじめ関係者多数が視察に来られており、熱心に情報収集されている様子だった。
また、交流会の会場内には、審査員十名と特別賞受賞者14名の漢詩作品が掛軸となり展示され、作者と揮毫者が対面し記念撮影が行われた。
こうして和気藹々とした雰囲気の中、交流会はお開きとなった。
二日目。いよいよ漢詩大会が三百人収容の会場で、磯節と踊りの歓迎アトラクションにより華やかに始動した。
式典は、主催者や来賓の挨拶、審査員紹介があり、入賞、入選者の表彰が行われた。審査員選評を全漢詩連常務理事の窪寺貫道先生が、今後の作詩の参考となる興味深い話をされた。
式典の最後は、文部科学大臣賞を受賞した吉野廣洲氏の謝辞で終了した。
間髪を入れず、石川先生の「光圀公の詩」と題する記念講演が始まり、聴衆は興味深い内容と、たっぷりユーモアを交えた話術に魅了されていた。
昼食、休憩の後、大会のフィナーレを飾る特別賞作品の発表が行われた。司会者からの作者紹介と作品解説の後、9作品は吟詠による発表、上位3作品は書道吟による発表が行われ、会場内は熱気溢れ、盛り上がりは頂点に達した。
吉澤鐵之県連盟副会長が走らせていた筆を納めた後も、司会者の閉会の言葉も聞こえないほど、名残りを惜しむ拍手が続いていた。
平成十六年の県連盟発足以来の懸案だった国民文化祭漢詩大会を無事終了することができました。これも偏に全日本漢詩連盟の諸先生方の御支援、御尽力の賜と深く感謝申し上げます。
今後も漢詩愛好家の輪を広げ、見識を深めてまいりたいと考えておりますので、倍旧の御指導をお願い申し上げます。
国民文化祭いばらき2008で入賞された方々の作品と、作品が生まれるまでの工夫とその背景を寄せていただきました。


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